キャンプを始めたいけれど、何から準備すればいいのか分からない…そんな初心者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャンプデビューに必要な知識を、持ち物リストから当日の流れまで丁寧に解説します。
まずは知っておきたい!キャンプの基礎知識
キャンプ場の選び方
初心者には、トイレや炊事場などの設備が整った「オートキャンプ場」がおすすめです。
キャンプ場の選び方には、アクセスの良さやサイトの種類、料金など様々なチェックポイントがあります。
詳しい選び方については、こちらの記事で7つのポイントに絞って徹底解説していますので、ぜひ参考にしてください。

季節選びのコツ
キャンプ初心者には春(4〜5月)か秋(9〜10月)がベストシーズンです。気温が穏やかで過ごしやすく、虫も比較的少ないため快適に過ごせます。夏は暑さ対策、冬は防寒対策が必須となるため、慣れてからチャレンジするのがおすすめです。
必須アイテム!キャンプの持ち物リスト
【必需品】絶対に必要なもの
テント関連
- テント本体(3〜4人用が使いやすい)
- グランドシート(テント下に敷く防水シート)
- ペグ・ハンマー(テント固定用)
寝具
- シュラフ(寝袋)
- マット(地面の凸凹や冷気を遮断)
- 枕(衣類を詰めた袋でも代用可)
照明
- ランタン(メインライト)
- ヘッドライト(夜間の移動用)
- 予備の電池
調理器具
- バーナー・コンロ
- クッカー(鍋やフライパンのセット)
- 食器・カトラリー
- 調味料
- 着火ライター・マッチ
- クーラーボックス
【あると便利】快適度アップアイテム
- テーブル・チェア(高さを揃えると使いやすい)
- タープ(日除け・雨除け)
- 焚き火台(焚き火を楽しみたい方は必須)
- ゴミ袋(多めに準備)
- 軍手・手袋
- ウェットティッシュ
- ティッシュペーパー
- タオル数枚
- 救急セット
- 虫除けスプレー
【忘れがち】チェックリスト
- 着替え(1泊なら2日分)
- 防寒着(夜は冷えるため必須)
- レインウェア
- 洗面用具
- 常備薬
- スマホ充電器
- 保険証のコピー
当日の流れを詳しく解説
到着〜設営まで(所要時間:1〜2時間)
1. 受付を済ませる
予約確認書と身分証明書を持って管理棟で受付を行います。サイトの場所、ゴミ分別ルール、消灯時間などの説明をしっかり聞きましょう。
2. サイトの下見をする
荷物を下ろす前に、サイト全体を確認します。水平で石や枝が少ない場所、水はけの良い場所を選びましょう。
トイレや炊事場への動線も考慮すると便利です。
3. テントを設営する
初めてのテント設営は時間がかかるもの。焦らず手順を確認しながら進めましょう。
- グランドシートを敷く
- テント本体を広げて組み立てる
- フレームを通して立ち上げる
- ペグで四隅を固定する
- フライシートをかぶせて完成
4. タープやテーブル・チェアを設置
リビングスペースを作ります。テントの前室とつなげるようにタープを張ると、雨の日でも快適です。
キャンプ中の過ごし方
設営が終わったら、いよいよキャンプタイムです。初日の午後は散策や近隣の温泉を楽しんだり、夕食の準備をしたりとゆったり過ごしましょう。
夕食作りのコツ
初心者には、カレーやバーベキュー、鍋料理など簡単なメニューがおすすめ。
食材は事前にカットして保存容器に入れておくと現地での調理が楽になります。
夜の楽しみ方
焚き火を囲んでの団らんは、キャンプの醍醐味です。
火の管理には十分注意し、就寝前には完全に消火しましょう。
満点の星空を眺めるのもキャンプならではの贅沢です。
撤収作業(所要時間:1〜1.5時間)
朝食後、余裕を持って撤収を始めましょう。チェックアウト時間の1〜2時間前から準備するのが理想的です。
1. テント内の荷物を出す
シュラフは広げて湿気を飛ばします。マットやランタンなど、全ての荷物をテント外に出しましょう。
2. テントを乾燥させる
朝露で濡れたテントは、できるだけ乾かしてから撤収します。
フライシートを外して裏返し、日光に当てると効率的です。
3. テントを畳む
完全に乾かすのが難しい場合は、帰宅後に必ず陰干ししてください。
カビの原因になります。ペグは土を落としてから収納袋へ。
4. サイトの清掃
忘れ物がないか確認し、ゴミは全て持ち帰るか指定の場所に分別して捨てます。
「来た時よりも美しく」が鉄則です。
5. 管理棟への報告
チェックアウトの手続きを行い、レンタル品があれば返却します。
初心者が注意すべきポイント
天候チェックは必須
出発前日と当日朝に必ず天気予報を確認しましょう。
悪天候が予想される場合は、無理せずキャンセルや日程変更を検討してください。
火の取り扱いに注意
焚き火やバーナーの使用時は、周囲に燃えやすいものがないか確認し、消火用の水を必ず準備しておきましょう。
就寝時や外出時は必ず消火を確認してください。
夜は静かに過ごす
多くのキャンプ場では22時が消灯時間です。他のキャンパーへの配慮を忘れず、静かに過ごしましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
自然を守るため、ゴミの管理は徹底しましょう。
ゴミ袋は多めに準備し、臭いが出やすい生ゴミは密閉できる容器に入れるのがおすすめです。
キャンプ用品を揃えるコツ
初心者がすべてを一度に揃える必要はありません。まずはレンタルを活用して、自分に合ったキャンプスタイルを見極めましょう。何度かキャンプを経験してから、本当に必要なものを少しずつ購入していくのが賢い方法です。
オフシーズンのセールや、アウトドアショップの初心者向けセットもお得に揃えられるのでチェックしてみてください。
まとめ
キャンプは準備が大切ですが、完璧を求めすぎる必要はありません。忘れ物があっても、キャンプ場で購入したり借りたりできることも多いものです。大切なのは自然の中で過ごす時間を楽しむこと。
この記事を参考に、まずは設備の整ったオートキャンプ場で一泊二日のキャンプに挑戦してみてください。きっと素敵な思い出ができるはずです。安全に楽しく、素敵なキャンプライフのスタートを切りましょう!