キャンプの最大の楽しみといえば、大自然の中で食べるご飯ですよね。炭火で焼くバーベキュー(BBQ)や、ダッチオーブンで作るキャンプ飯など、外で食べる食事は格別です。
しかし、いざ「愛犬と一緒にキャンプへ行こう!」と考えたとき、初心者の飼い主さんが必ず直面する悩みがあります。
「飼い主がBBQを楽しんでいる間、ワンちゃんには何をあげればいいの?」
「せっかくだから美味しいものを食べさせてあげたいけれど、お肉を焼いてあげても大丈夫?」
愛犬にもキャンプを楽しんでほしいと思うからこそ、食事のメニューや与え方に迷ってしまいますよね。
この記事では、犬連れキャンプデビューを控えた飼い主さんに向けて、キャンプ中のワンちゃんのご飯の基本から、手軽で安全な特別メニューの工夫、絶対に避けたいNG食材、そして飼い主の食事中のワンちゃんの過ごし方まで、すべて詳しく解説します。
キャンプ中の愛犬のご飯、基本は「いつものフード」が一番安心
「せっかくのキャンプだから、ワンちゃんにも豪華なキャンプ飯を作ってあげたい!」と思う飼い主さんは多いでしょう。
しかし、結論から言うと、メインの食事は「普段から食べ慣れているいつものドッグフード」にするのが最も安全で確実です。
環境の変化はワンちゃんにとって大きな負担になる
犬は非常にデリケートな生き物です。キャンプ場といういつもと違う環境(匂い、音、気温、土の感触など)にいるだけで、私たちが想像する以上に緊張し、知らず知らずのうちにストレスを感じています。
環境の変化によって胃腸の働きが弱っているときに、普段食べ慣れない豪華なお肉や脂っこいものを急に食べさせると、消化不良を起こして下痢や嘔吐をしてしまう危険性が高まります。
キャンプ場やその周辺にはすぐに駆け込める動物病院がないことも多いため、体調不良のリスクは極力避けるべきです。
そのため、愛犬の健康を守るためには「いつものフード」を持参し、日常と同じペースで食事をとらせてあげることが一番の安心に繋がります。
フードを持参する際のポイント
キャンプにドッグフードを持参する際は、袋ごと持っていくのではなく、「1食分ずつジップロックなどの密閉袋に小分けにしておく」ことをおすすめします。
計量する手間が省けるだけでなく、湿気や虫の侵入を防ぎ、荷物もコンパクトにまとまります。
せっかくのキャンプ!愛犬も喜ぶ「安全なトッピング」3選
基本はいつものフードとはいえ、「やっぱり少しは特別感を出してあげたい」というのが飼い主心ですよね。
そんな時は、いつものドッグフードに「安全で胃腸に優しいトッピング」をプラスしてあげるのがおすすめです。
1. 茹でたササミや鶏むね肉(事前準備がおすすめ)
低脂肪で高タンパク、そして消化に良いササミや鶏むね肉はトッピングの王様です。
キャンプ場でお湯を沸かして茹でることもできますが、あらかじめ自宅で茹でて細かく裂き、1回分ずつラップに包んで冷凍してからクーラーボックスに入れて持参すると非常にスムーズです。
保冷剤代わりにもなり、与える時は自然解凍か少しお湯をかけるだけで立派なご馳走になります。
2. 焼き芋(焚き火で一緒に作れる!)
さつまいもは食物繊維が豊富で、甘みがあるため多くのワンちゃんが大好きな食材です。
洗ったさつまいもを濡れた新聞紙で包み、さらにアルミホイルで二重に包んで焚き火の隅や炭火の中に入れておけば、飼い主もワンちゃんも一緒に楽しめる極上の「焼き芋」が完成します。
与える際は、皮を剥いて中身だけを少しずつ、必ず冷ましてからあげてください。
3. 犬用のアウトドアレトルト食品を活用する
最近では、ペットショップ等で「犬用のレトルト食品(鹿肉のシチューや、野菜と鶏肉の煮込みなど)」が多く販売されています。
これらは常温保存が可能で、封を開けるだけでそのままいつものフードにかけられるため、キャンプには非常に便利です。
無添加で胃腸に優しいものを選んであげましょう。
\はじめてのワンちゃんも大歓迎!/
周りの目を気にせず、愛犬と自然の中でリフレッシュしませんか?
【超重要】BBQには危険がいっぱい!絶対に避けたいNG食材
飼い主がバーベキューを楽しんでいると、お肉のいい匂いにつられて愛犬が「ちょうだい!」とおねだりをしてくるでしょう。
しかし、人間の食事の中には犬にとって致命的な毒になる食材が紛れています。
特に以下のものには細心の注意を払ってください。
タマネギ・ネギ類(BBQの定番だからこそ注意)
タマネギや長ネギは、犬の赤血球を破壊し重篤な貧血(タマネギ中毒)を引き起こす非常に危険な食材です。
「ネギそのものをあげなければ大丈夫」と思われがちですが、タマネギと一緒に焼いたお肉のエキスや、タマネギを切った包丁・まな板で切った他の食材でも中毒を起こす可能性があります。
調理器具の使い分けや、食材を落とさない工夫が必須です。
味付けされた肉・タレのついたお肉
「焼肉のタレ」などで味付けされたお肉や、市販のウインナー・ソーセージは、人間にとっては美味しくても、犬にとっては塩分・糖分・香辛料が強すぎます。塩分過多は腎臓に大きな負担をかけます。
もしお肉を焼いてあげるなら、「味付け前の赤身肉(牛や豚)」または「味付け前の鶏肉」を、中までしっかりと中まで火を通し、脂身を取り除いて一口サイズにカットしてから与えてください。
焼き鳥の串やスペアリブの骨(誤飲の危険)
キャンプで怖いのが「誤飲」です。美味しい匂いのついた焼き鳥の串や、スペアリブの太い骨、トウモロコシの芯などを、目を離した隙にワンちゃんが丸飲みしてしまう事故が後を絶ちません。
胃や腸を突き破るなどして緊急手術が必要になるケースもあるため、ゴミ袋はワンちゃんの届かない高い場所に吊るすか、蓋つきのゴミ箱を必ず持参しましょう。
クーラーボックス周辺の「保冷剤」にも注意
食材ではありませんが、クーラーボックスに入れている「保冷剤」の誤飲も危険です。一部の保冷剤にはエチレングリコールという甘みのある有毒成分が含まれており、ワンちゃんが噛みちぎって舐めてしまうと中毒死する危険があります。食材の管理だけでなく、保冷剤の扱いにも気を配りましょう。
意外と見落としがち!キャンプ中の「水分補給」と「フードの保管」
食事の内容と同じくらい気をつけていただきたいのが、水分の管理とフードの保管方法です。
水分はこまめに!犬用スポーツドリンクもおすすめ
キャンプ中はしゃきしゃきと歩き回ったり、興奮してハアハアと息をしたりするため、普段よりも水分が失われやすくなります。こまめに新鮮なお水を飲ませてあげましょう。あまり水を飲まない子の場合は、いつものフードにぬるま湯をかけたり、犬用のポカリスエット(ペットスエット)やヤギミルクなどを薄めて与えたりすると喜んで飲んでくれます。
フードは野生動物に狙われないよう車内か密閉容器へ
夜寝る際、残ったドッグフードやワンちゃんのおやつをテントの前室や外のテーブルに出しっぱなしにしてはいけません。匂いにつられて、タヌキやキツネ、カラス、野良猫などの野生動物がやってきて荒らされてしまいます。就寝時やテントを離れる際は、必ずフード類をクーラーボックスの中に入れるか、車の中にしまって鍵をかけるように徹底してください。
飼い主の食事中、ワンちゃんはどう過ごすのが正解?
人間がBBQを楽しんでいる間、ワンちゃんが足元でソワソワしたり、火の粉が飛んでくるような危険な場所にいたりしては、飼い主さんも落ち着いてご飯が食べられませんよね。食事中のワンちゃんの居場所づくりも、キャンプを成功させるための重要なポイントです。
ドッグコットで「愛犬専用の居場所」を作る
テーブルのすぐ横に「ドッグコット(犬用の脚付きベッド)」やマットを敷き、「食事中、あなたはここにいてね」という専用のスペースを作ってあげましょう。地面の冷たさや熱さ、虫から守れるだけでなく、自分の居場所があることでワンちゃんも安心して伏せをして待つことができます。
リードの係留位置は火から遠ざける
ワンちゃんを繋いでおくリードの場所(ペグダウンする位置)は、必ず「BBQグリルや焚き火台から十分な距離がある場所」に設定してください。急に立ち上がったり、他の犬に吠えて飛び出したりした際に、火のついたグリルをひっくり返してしまうと大惨事になります。
長持ちするおやつや知育玩具で退屈させない
飼い主の食事が長引くと、ワンちゃんは退屈してキュンキュン鳴き出すことがあります。そんな時のために、「コング(中にペースト状のおやつを詰められるゴム製のおもちゃ)」や、牛皮のガム、鹿の角など、噛むのに時間がかかる長持ちするおやつを準備しておくと、飼い主さんもゆっくりと食事の時間を楽しむことができます。
まとめ:食事の準備を制して、最高のキャンプデビューを!
犬連れキャンプでの食事は、「いつものフードで安全第一」を基本にしつつ、安全なトッピングで少しの非日常を演出してあげるのが一番の正解です。
NG食材や誤飲のリスク、食事中の居場所づくりさえしっかり押さえておけば、初心者の方でも何の不安もなく、愛犬との素晴らしいキャンプの時間を満喫することができます。
食事の準備のイメージが湧いたら、次はいよいよキャンプ場選びです!当キャンプ場は、初めてワンちゃんを連れてくる方でものんびりと過ごせる、静かでアットホームな環境を整えています。愛犬と一緒に、大自然の美味しい空気とご飯を味わいに来ませんか?
\週末や連休は予約が埋まりやすくなっています/

